かなり似ていますが、英語学習では次のように分けると分かりやすいです。
| 用語 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| 語法 | 「その単語をどういう形で使うか」というルール | allow 人 to do |
| 熟語 | 複数の単語がまとまって、一定の意味を表す表現の総称 | look for ~「~を探す」 |
| イディオム | 熟語の中でも、単語を直訳しただけでは意味が分かりにくい表現 | hit the books「猛勉強する」 |
① 語法=「単語の使い方」
たとえば allow。
allow 人 to do
「人が~するのを許す」
これは「熟語」というより、allowという動詞がどんな形を取るか=語法です。
ほかにも、
- prevent 人 from doing
- provide 人 with 物
- remind 人 of 物
- be interested in ~
など。
TOEICや大学受験で「語法問題」と言ったら、動詞・形容詞などの後ろに何を置くかを問うものが多いです。
② 熟語=「単語の組み合わせ」
たとえば、
look for ~ = ~を探す
be interested in ~ = ~に興味がある
take care of ~ = ~の世話をする
複数の単語がセットになって一定の意味を持つものを、日本の英語教育では広く熟語と呼びます。
くっついてカタマリになっているものですね。
③ イディオム=「熟語の中でも、直訳では意味が分かりにくいヤツ」
典型的なのが、
piece of cake
直訳:ケーキ一切れ
→「朝飯前・とても簡単」
under the weather
直訳:天気の下
→「体調が悪い」
こういう「単語それぞれの意味からは、全体の意味を推測しにくい表現」が典型的なidiomです。
ただし実際には、「熟語」と「イディオム」の境界はかなり曖昧です。日本の参考書でも広い意味で「英熟語=イディオム」のように扱うことがあります。
覚え方としては、
語法 → 単語の「使い方」を覚える
熟語 → 単語の「組み合わせ」を覚える
イディオム → 組み合わせ全体の「特殊な意味」を覚える
と考えるとスッキリします。